2006-01-01から1年間の記事一覧

学校危機を支えるスクール・サイコロジスト

■スクール・サイコロジストとは スクール・サイコロジストは、子どもが直面する諸問題についてコンサルテーション、アセスメント、介入、防止、教育、調査・計画、健康管理を行なう教育学と心理学について特別な訓練を受けた専門家である。全米で2万人以上が…

菊芋の花が咲いた

春に種芋を植えた。30-50センチ間隔で植えておけば大丈夫だろう、と安易に考えた。 菊芋という名前だけに、1メートルくらいでかわいい菊の花のようなのが秋に咲くのだろう、と思ってた。 ところが、どっこい!!! 2メートル50センチはかるく超えた、菊芋は…

ブログを管理する

■ブログのメンテは大変 物好きで、ブログやHPを複数管理していると、そのメンテナンスが大変である。HPの時代はまだ単純でよかったが、ブログは画面デザインは楽だが、コメントやトラックバックなどコンテンツが複雑になった分、メンテが大変になった。 私の…

うちに限って症候群

マーフィの法則に「悪いことが起きる可能性があれば、それは必ず起きる」(If anything can go wrong, it will.)というのがある。米国の保険引受団体、ファクトリー・ミューチャルは「起きたことはまた起きる」という題名の有名な事故例集を発行している。…

アジアの災害情報を知る

■災害情報を知るデータベース 独立行政法人産業技術総合研究所が運営している災害事例データベースが有名である(http://www.aist.go.jp/RIODB/cgi-pub019/DB019_top_jpn.cgi)。このデータベースはわが国で発生した、経済産業省所管の産業災害などを、1940…

また出版社を探さなくては

この本は書いたものの中でもっとも売れました。といっても、今、1回増刷しただけだけどね。前に出した地震ものは初版で絶版だったのを考えると、進歩だよね。内容は自分でも自信(地震?)あるよ。オヤジギャグか!?出版社が文系のものを止めるので、これ…

事業継続マネジメント構築の実際、発売

事業継続マネジメント〈BCM〉構築の実際―危機管理対策必携小林 誠 (2006/11)日本規格協会この商品の詳細を見る今年の夏休みをつぶして書いた本です。執筆、監修しました。Amazonでも発売しています。ようやく表紙のイメージを載せてもらえました。中小企業や…

自慢の本

最近自慢の本は、日本規格協会の「世界の規格便覧」シリーズだ。国際編、欧州等編、アジア編、米国編の4セットで、内容は各種規格の解説だが、リスクマネジメントについても書いてある。その編集主査と国際編とアジア編は著者としても執筆した。国際編は日本…

日本の大災害(火災)

昭和27年に発刊された「東京災害史」(畑市次郎著)という貴書が手元にある。この書物をもとに江戸の「火災」について記してみたい。火事と喧嘩は江戸の華という。東京災害史をひもとくと、本当に大火が多かったことに驚かされる。江戸時代を通じての大火…

東京都が9年ぶりに地震被害想定を発表

東京都が東京直下地震の被害想定結果を公表した。いつ出すのかいつ出すのかと思っていたが、地域防災計画の見直しに向けていいタイミングで発表した。 その概要は次のとおりである。 (1)全体の傾向 震度6強は、東京湾北部地震で区部東部を中心に発生する…

ネットで探すセキュリティ情報収集術発売!

新聞に連載してきた「インターネット情報収集術」が本になりました。3月5日発売。 インターネットを使ってセキュリティ、災害、危機管理などリスクに関する情報を収集するノウハウがぎっしり詰まった本です。巻末にリンク集が一覧で載っており、インターネッ…

校内暴力防止センター

シェアブログ211に投稿■ホームページの内容 全米で最初の州立学校安全センターのひとつとして1993年に設立されたノースカロライナ州児童裁判及び非行防止局の「校内暴力防止センター(Center for Prevention of School Violence )」は安全な学校を推進…

学校防犯対対策のあり方を探る

先の「学校を守るには」の根拠となる「海外の学校防犯対策に関する調査研究」結果を紹介する。 1 はじめに 2001年6月、大阪府池田市の大阪教育大学付属池田小学校で児童が殺傷された事件はわが国の教育界に外部の侵入者による攻撃から学校をいかに守る…

学校を守るには

米国では、主にけん銃による重大殺傷事件が多く発生・報道されて、「学校テロ」などと言われているが、発生件数を見ると必ずしも学校の重大な暴力犯罪が多いわけではない。 学校は刑務所並みがよいか 米国のKoch犯罪研究所が米国の公立学校と刑務所のセキュ…

関東大震災

昭和27年に発刊された「東京災害史」(畑市次郎著)という貴書が手元にある。この書物から80周年を過ぎた関東大震災の猛火について記してみたい。「筆舌に尽くしがたい」という言葉があるが、当時の新聞社にはかなり筆の立つ人がいたものと思われ、猛火…

大正八年スペイン風邪

昭和27年に発刊された「東京災害史」(畑市次郎著)という貴書が手元にある。この書物をもとに「伝染病」の流行について記してみたい。まず、伝染病が災害なのかという疑問があるだろう。国の災害対策基本法では、災害を「暴風、豪雨、豪雪、洪水、高潮、…

新しもの好き

新しいものが大好きである。このため衝動買いをしてしまうことが多い。最近では、バッファローの「ちょいテレ」をちょいと買ってしまった。このちょいテレは意外と優れものだった。ケイタイでワンセグは当たり前だが、PCでもワンセグテレビが見られるテレ…

J-REITの利益とリスク

J-REITとは、投資家から集めた資金をオフィスビルなどの不動産で運用し、賃貸収益や売却益などを配当金として投資家に分配するものである。株式投信や公社債投信の運用対象が不動産になったものと考えると分かりやすい。わが国でREIT(リート)と言う場合に…

グリコクラブの食生活館がスゴイ!

グリコクラブは、江崎グリコが運営しているグリコファンが集まるコミュニティサイトだ。その中に食生活館というページがある。 ここは、大きく「美・食生活」、「グリコなクッキング」、「世界のティータイム」に分けられている。そのなかの「美・食生活」は…

リスクベースのLCC研究の課題

1.経年劣化と事故・災害の発生の関係 ISOが2002年、ISO/IEC Guide73 “Risk management—Vocabulary—Guidelines for use in standards”を公表した。この国際規格はリスクマネジメントに関する規格を制定する際に使用すべきリスク関連用語を定義したものであ…

関東開国以来未曾有の大水

昭和27年に発刊された「東京災害史」(畑市次郎著)という貴書が手元にある。この書物をもとに、江戸時代の大水害について記してみたい。寛保2年(西暦1742年)は八代将軍吉宗が行った享保の改革の総仕上げともいうべき公事方御定書制定の年である。その…