2006-02-01から1ヶ月間の記事一覧
新聞に連載してきた「インターネット情報収集術」が本になりました。3月5日発売予定。インターネットを使ってセキュリティ、災害、危機管理などリスクに関する情報を収集するノウハウがぎっしり詰まった本です。巻末にリンク集が一覧で載っており、インター…
東京都が06年2月16日に東京直下地震の被害想定結果の中間報告を公表した。 いつ出すのかいつ出すのかと思っていたが、来年度の地域防災計画の見直しに向けていいタイミングで発表した。その概要は次のとおりである。 (1)全体の傾向 震度6強は、東京…
昭和27年に発刊された「東京災害史」(畑市次郎著)という貴書が手元にある。この書物をもとに「伝染病」の流行について記してみたい。 まず、伝染病が災害なのかという疑問があるだろう。国の災害対策基本法では、災害を「暴風、豪雨、豪雪、洪水、高潮、…
1.経年劣化と事故・災害の発生の関係 ISOが2002年、ISO/IEC Guide73 “Risk management—Vocabulary—Guidelines for use in standards”を公表した。この国際規格はリスクマネジメントに関する規格を制定する際に使用すべきリスク関連用語を定義したものであ…
1 はじめに 2001年6月、大阪府池田市の大阪教育大学付属池田小学校で児童が殺傷された事件はわが国の教育界に外部の侵入者による攻撃から学校をいかに守るかという重大な課題を突きつけた。この事件を契機に、様々な学校防犯、安全対策が講じられたが…
最近、昔の音楽が聴きたくて、五輪真弓なんぞのCDを買ってしまった。 80年代の音楽は落ち着くんだよねえ。年かなあ! 例えば、「時の流れに」「Wind and Roses」「名もなき道」なんかだ。3枚とも確か廃盤になっていたと思う。時の流れにアーティスト: 五輪真…
日本海溝・千島海溝周辺地震で、中央防災会議の専門調査会は、2006年1月25日に、最悪の場合、死者は2700人に上るという被害想定をまとめた。冬場に20mを超える津波が押し寄せると、路面凍結などで避難が遅れ被害を拡大させるという。 日本海溝・千島海溝周…
米国のRMS(Risk Management Solutions, Inc.)は、2006年1月25日に、地震や鳥インフルエンザの流行など1万人以上が死亡する可能性のある異常災害が発生した場合の日本の保険会社への影響に関する研究報告「日本における異常災害による死亡者:異常災害が保…