災害

大正八年スペイン風邪

昭和27年に発刊された「東京災害史」(畑市次郎著)という貴書が手元にある。この書物をもとに「伝染病」の流行について記してみたい。 まず、伝染病が災害なのかという疑問があるだろう。国の災害対策基本法では、災害を「暴風、豪雨、豪雪、洪水、高潮、…

日本海溝・千島海溝周辺地震による死者最悪2700人

日本海溝・千島海溝周辺地震で、中央防災会議の専門調査会は、2006年1月25日に、最悪の場合、死者は2700人に上るという被害想定をまとめた。冬場に20mを超える津波が押し寄せると、路面凍結などで避難が遅れ被害を拡大させるという。 日本海溝・千島海溝周…

新型インフルエンザ

米国のRMS(Risk Management Solutions, Inc.)は、2006年1月25日に、地震や鳥インフルエンザの流行など1万人以上が死亡する可能性のある異常災害が発生した場合の日本の保険会社への影響に関する研究報告「日本における異常災害による死亡者:異常災害が保…

2005年の自治体の防災力・危機管理力評価結果

共同通信からこんな情報が発信されました。「総務省消防庁は31日、災害が起きた時の情報連絡体制を整備しているかなど「防災力・危機管理能力」について、都道府県が2005年4月現在で自己評価し点数で示した結果を発表した。100点満点の総合評価で…

日本の大災害

昭和27年に発刊された「東京災害史」(畑市次郎著)という貴書が手元にある。この書物をもとに江戸開府400年に当たる今年、江戸時代の大水害について記してみたい。 寛保2年(西暦1742年)は八代将軍吉宗が行った享保の改革の総仕上げともいうべき公事…

日本の大災害(火災)

昭和27年に発刊された「東京災害史」(畑市次郎著)という貴書が手元にある。この書物をもとに江戸の「火災」について記してみたい。 火事と喧嘩は江戸の華という。東京災害史をひもとくと、本当に大火が多かったことに驚かされる。江戸時代を通じての大火…