明日

ここ半年ばかり(息子が逝ってから)、平原綾香の「明日」が頭の中でリフレインしていることが多い。
花の色、香り、エッセンシャルオイルの香り、バッチフラワーレメディ、音楽、詩や俳句など、心にいいと思われるのは何でもやってきた。「癒される」というよりは、零下10度の時に零下5度のものがが暖かく感じられる、少し心地よいというのに似ている。

こうした心地よさは、難しくいえば、身体を構成する電子の共振なのだろうと思う。自分の存在は確率的であるという量子論の正しさを最近実感する。

「明日」はエリッククラプトンのTears in Heavenとは違い、歌詞を気に入っているというよりは、音がココロの周波数に同調するために心地よいのかもしれない。

難しく書いたが、要は聴いていると「独りじゃないんだ」と思える。平原綾香が同じクラブの人とは思えないが、ココ

ロはキレイな人なのだろうと思う。

<歌詞>
ずっとそばにいると
あんなに言ったのに
今はひとり
見てる夜空
はかない約束

きっとこの街なら
どこかですれ違う
そんな時は笑いながら
逢えたらいいのに
もう泣かない
もう負けない
思い出を越えられる
明日があるから

そっと閉じた本に
続きがあるなら
まだ何にも
書かれてない
ページがあるだけ
もう泣かない
もう逃げない
懐かしい夢だって
終わりじゃないもの

あの星屑 あの輝き
手を伸ばして今
心にしまおう
明日は新しい
私が始まる

(作詞:松井五郎、作曲:ANDRE GAGNON)