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ネナラ

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■ネナラとは
ネナラ(http://www.kcckp.net/ja/)とは「私の国」のこと。これが北朝鮮の公式サイトで、2004年2月、金正日の誕生日に開設されたという(未確認)。サーバーはドイツに置かれているものを使用しているようだ。ページは朝鮮語、英語、仏語、独語、日本語、中国語など9カ国語で作成されている。

内容は、ニュース、政治、観光、美術、IT産業、歴史・風俗、貿易、音楽、出版/図書、祖国統一に分かれている。例えば、「観光」のコーナーを見ると北朝鮮の有名な観光地が写真入りで紹介されている。見所も紹介されている。「音楽鑑賞」のコーナーではストリーミングで北朝鮮の音楽を聴くことができる。ここはハングルで書かれているので、プレーヤーをスタートしてびっくりという曲が多い。この音楽のページが一番充実していると思う。

ページ全体に金日成元主席と金正日総書記をたたえる記事が随所に出てくるが、その人名だけ文字が大きいのがおかしい。

■ニュースが面白い
ニュースは「ネナラ」ニュース、ピョンヤンタイムス、コリア、コリアトゥデイの4つが掲載されている。「ネナラ」ニュースは、分野別に分けられており、北朝鮮の最新情報が掲載されている。例えば、「朝鮮人民軍第3407軍部隊を視察」、「朝鮮の選手、2005年アジア柔道選手権大会で活躍」などである。官製ニュースとはこういうものかという典型が見られて面白い。

北朝鮮のニュースといえば、日本でおなじみなのが朝鮮中央通信社である。この通信社のサイト(http://www.kcna.co.jp/index-e.htm)は、朝鮮語と英語でニュースを配信している。英語のページはテキスト情報だけだが、朝鮮語のサイトはいわゆるニュースサイトの体裁を整えており、写真等も使用されている。ただし、韓国の情報通信部は国内からのアクセスを遮断しているという。残念!

私が「お気に入り」の北朝鮮関係のニュースサイトは「North Korea Today(http://www.pyongyangology.com/)」である。このサイトは日本から見て気になる北朝鮮情報だけをまとめてある。ニュース、 IT / 科学技術、対日活動、兵器、諜報戦、韓国内親北派という分類である。ニュース以外は、数年前に出された論文等も掲載されている。例えば、「兵器」コーナーには「金正日核武装と韓国の対応」という特集記事がある。ちょっと見てみたくなるでしょう。

最後に、公式サイトでは会員登録ができる。登録をしても見られるページは変わらないが、メールによる情報配信があるようだ。筆者も入ってみたが、今のところ何もない。特に勧めない。

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