犯罪情報


■ホームページの内容
防犯といえば、警察庁http://www.npa.go.jp)が総元締めの存在である。警察白書や最新の犯罪情勢などを知るためには不可欠な存在で重宝するが、見ていて面白くない。情報が一方通行であり、見せる工夫がない。これは警察庁に限らず、防犯関係の諸団体のホームページに共通的に見られる特徴である。
これに対して、犯罪防止や犯罪情報を扱う個人のホームページは面白い。そのひとつが「セキュリティ情報」(http://www.security-joho.com)である。犯罪を取り上げた新聞記事を丹念に拾い集めてデータベースにした「事件」は月別に犯罪記事を見ることができる。かなり小さな記事まで集め、更新も頻繁に行われている。
また、ホームページに寄せられたメールや掲示板に書き込まれた犯罪体験・防犯対策をまとめた「ご紹介」は双方向のコミュニケーションの結果であり、公的機関のホームページでは絶対に見られない生々しさが漂っている。

■これはいい
万一盗難に遭った場合、警察に任せるだけではなく自分で探すこともするだろうが、そのための情報交換の場として「盗品リスト」が設けられている。盗品リストは一種の掲示板であり、盗まれた人が書き込んでいる(無料)が、一方で、情報を読み盗難情報を知らせてくれる人のために検索しやすいような工夫がなされている。つまり一般盗品リスト、自動車盗品リスト、オートバイ盗品リストに分けられたデータベースでもある。盗品名により検索できるのである。これはいい。
また、盗難の体験談もまとめられており、被害者の生の声を知ることができる。今後さらに発展すれば、一大犯罪被害データベースになることが期待される。資料的には他のホームページへのリンクが主であり、独自性は見られないが、こうした生の声の収集と保存の努力は貴重である。

■インターネットサーチのヒント
「セキュリティ情報」は違うが、個人のページではきれいに見せるためにJAVAActiveXを使っていることがある。万一悪意を持っていた場合には、ハッキングされてパソコンが悪影響を受けることもある。これを避けるために、Internet Explorerなどのブラウザのセキュリティは高レベルにして使いたい。

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