心中天網島とすっぽん鍋!?

蜆川
「其涙が蜆川へ流れて小春の汲で呑やらふぞ。」(その涙が蜆川に流れたら、小春がくんでのみやろうぞ:近松門左衛門心中天網島)とうたわれた蜆川。

蜆川は、それに架かる橋とともに近松心中天網島の重要な舞台であった。この蜆川(曾根崎川)のほとりに饗応茶屋『河佐』はあったという。蜆川は明治42年の大火で埋め立てられてしまって今はないが、堂島割烹「河佐」は、その跡地に復興してもう30年になる。
これからの寒い季節には、ここのすっぽん鍋はおすすめである。鍋をつつけば、女性はコラーゲンを、男性は精力を得て、「梅田の橋をかささぎの橋と契りていつまでも(曽根崎心中)」となりはしないか。

時代は移り、わざわざ北新地まで行かなくても、河佐のすっぽん鍋セットをインターネットで購入できる。ギフトのシャディが「とっておきお取り寄せグルメ」の特集をしている。「お取り寄せならシャディで」だそうだ。。近松ものに興味を持ったら是非、お立ち寄りください。
おそまつさまでした。

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